絵本列車 ∞ てくてくちょうむすび
ひとつの人生*『はしれきかんしゃ ちからあし』
『はしれきかんしゃ ちからあし』



文:小風さち
絵:藍澤ミミ子
出版社:福音館書店



この絵本は大正から昭和にかけて活躍し、

激動の時代を生き抜いた

SL「ちからあし」号の人生ドラマが描かれています。


umekouji 9633
↑こちらは「ちからあし」と同じ9633号機 (京都鉄道博物館にて撮影)
大正時代に日本で初めて本格的に量産された「貨物用機関車」。
「キューロク」などと呼ばれ親しまれていたそうです。


「ちからあし」はとても力持ちの蒸気機関車。

重い貨物をひいて走るのが大好きです。

ともだちの「はやあし」号は、

客車をひいて走る 大切な仲間です。


夜、機関庫に戻ると、

仕事を終えた機関車たちは

今日一日の出来事を話します。


高い鉄橋を渡ったことや、

山に沈む夕日を見たこと、

海沿いの線路を走って

波しぶきがかかったことなど(^^)


ところが、戦争の足音が聞こえ始め、

「はやあし」は大勢の兵隊を乗せて運ぶようになり、

「ちからあし」も戦争に使う道具を

運ばなければならなくなります。


戦争は激しくなり、「はやあし」は爆弾をおとされ

命を落とします・・・。仲間を失って

失意の底にあった「ちからあし」は、戦後の復興のためにと

石炭、材木、食料などを 懸命に運びます。


そんな「ちからあし」の姿をみて

たくさんの人々が勇気づけられます。


しかし、産業の発展と共に新型の列車が次々に登場し、

蒸気機関車たちは、徐々に活躍の場を失っていくのでした。

都会を離れなければならなくなった

「はやあし」を待っていたのは・・・!?

*****************************************




SLを間近に見ると、

その重厚感と、歴史が刻みこまれた

圧倒的な 存在感に魅了されます。


部品の一つ一つにも手がかけられていて、

煙突や車輪、車体も迫力があって

本当に素敵ですね!

落ち着いた風格のある 堂々とした雰囲気も大好きです。


そして何よりその車両ごとに

深い人生ドラマがあって、

知れば知るほどに愛着が湧きます。


この絵本、私は、涙がこらえきれず・・・

途中、声に出して読み進めることができませんでした。

最後のシーンは特に感動してこみあげるものがあります。

小さな子どもたちの心にも、

強く響くものがあると感じられます。


大切に手渡していきたいと思える絵本。

ぜひぜひ読んでみてくださいね。






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[2016/09/02 10:41] | 4号車*乗り物 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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てくてく心のおもむくままに、愛溢れる絵本と大好きな作家さんのこと、日々のワクワクを綴っていきたいと思います。

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