絵本列車 ∞ てくてくちょうむすび
巡る季節、時の流れを感じる絵本2*『せいめいのれきし』
『せいめいのれきし』

文・絵:バージニア・リー・バートン
訳:石井桃子
出版社:岩波書店


seimei rekishi

バージニア・リー・バートンさんが

8年もの長い年月をかけて完成させた絵本、

『せいめいのれきし』(1962年)。


彼女の”芸術と人生の全てを集約した総決算

とも言われる大作です。

(この絵本は彼女の最後の作品となっています。)


太陽の誕生、地球の生成をプロローグとして、

生命の歴史を 5幕に分け、

劇のような物語にして、

子どもたちにも分かりやすく描かれています。


何十億年にも渡るスケールの大きな世界!

パラパラとページをめくり、

絵を眺めてゆくだけでも

壮大な時の流れを感じることのできる作品です。


古生代、中生代、新生代、現世・・・と

物語は進んでゆくのですが、


どのページも、やさしい色彩に溢れていて、

どの生き物も植物も、まるで楽しく踊っているかのように

愛情を込めて描かれていて、

四季折々の風景も美しく、


私にとっては、難しい歴史の本ではなく、

”幸せを感じられる絵本” (^^)


絵本を開くと、美しいデザインの

「古生物の図鑑」が現れ・・・

恐竜や、古代の生物に夢中になっている息子も大喜び♪


次のページには、劇場の観客席に座って

舞台の幕が上がるのを待っているような

ワクワクした気持ちになれる表紙が現れます。

赤いリボンで綴じられたプログラムや、

目次に描かれた絵も素敵!


この絵本は、終わり方もまた素晴らしくて大好きなんです♪


春の夜明けに、太陽が昇り始め、

空はだんだんと明るくなり、

”さあ、これからはあなたの物語が始まる、

あなたの人生の幕開けなのですよ”という

希望のメッセージに溢れています。



現在で完結するのではなく・・・

これからもずっと 絶えることなく繋がれてゆく

あらゆる生命が、

いつも移り変わっていき、

いくつもの新しい幕をひらいてゆく

ということを 子どもたちに語りかけてくれます。


バージニア・リー・バートンさんの

全ての生命に対する愛情と

子どもたちへの愛が感じられる絵本。

ぜひ一家に一冊♪♪♪ と、おすすめしたくなる絵本です(^^)


↑「私もこの絵本が大好き!」、または
「読んでみようかな」と思ってくださった方、
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11月は、体調を崩してしまい、久々に

何日も寝込んでしまいました・・・。


子育て中は、幸せなことも た~くさんありますが、

自分のことは何もできないまま

1日、1ヶ月があっという間に過ぎていったり、

思うように動けない日が続いて疲れきってしまったり・・・

自分の身体がしんどい時が何より辛いですね(。- - 。)


時々、自分だけが取り残されているような、

自分の時間だけが止まってしまっているような

感覚に陥ってしまうことがあります・・・



でも、この絵本を開いて、壮大なスケールの宇宙のことや、

太陽や地球、月の存在する神秘、

生命の誕生、進化の奇跡に触れると、


自分の悩みや、抱えきれないと感じていた大きな不安が

とてもちっぽけなものに感じられて

心が解放されてゆきます(*^^*)


出典:Hubblesite.org  ハッブル宇宙望遠鏡 画像



この絵本の5幕に描かれているのは、

彼女の作品『ちいさいおうち』の主人公になったお家と、

バージニア・リー・バートンさんのご家族の暮らしなのだそうですよ〜(^^)


バージニア・リー・バートンさんご自身はもちろん、

息子さんや彫刻家であった旦那様も登場しています。


ブランコのあるりんごの木も、実際に

子どもたちが遊んでいたものだそうです。


写生をしていたり、郵便受けに手紙を取りに

行っているのが、バージニア・リー・バートンさんだとか♪

絵本をお持ちの方、ぜひ探してみてくださいね!



参考文献:『絵本図書館』世界の絵本作家たち
著者:光吉夏弥
出版社:ブックグローブ社

[2015/11/23 22:33] | 5号車*宇宙・星・月 | トラックバック(0) | コメント(2) |
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コメント
「せいめいのれきし」、娘が小学生のとき、大好きな絵本でした。
好きがこうじて?本文を書き写したりして驚きました。(すぐに挫折?したようですが^^;)
バートンさんのご家族が登場されているのですね。
参考文献、ぜひ読んでみたくなりました!
[2015/11/24 12:43] URL | ゆめのゆき #- [ 編集 ]
ゆめのゆきさん、こんにちは!お元気ですか?(*^^*)
「せいめいのれきし」、小学生の頃に本文を書き写しされていたなんて〜!
ゆめのゆきさんのお嬢さま、素敵ですね♪
うちは、息子が恐竜の本を欲しがって…図鑑ももちろん大好きなのですが、
この絵本にも詳しく描かれているので、これを選びました!

バートンさんのご家族が登場されているのが、粋ですよね〜(^^)
私も参考文献を読んで、初めて知りました!
バートンさんはこの絵本の完成後、来日され、日本を題材にした絵本を描きたいと思っておられたそうですが、
ご病気のため、残念なことにその願いは叶えられなかったそうです。
『ひとまねこざる』の訳者である、光吉夏弥さんの豊富な知識と、興味深いエピソード満載です!本当に読み応えがあります♪
ぜひぜひご覧になって下さいね。

[2015/11/25 13:45] URL | 結衣 #- [ 編集 ]
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てくてく心のおもむくままに、愛溢れる絵本と大好きな作家さんのこと、日々のワクワクを綴っていきたいと思います。

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