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絵本列車 ∞ てくてくちょうむすび
高度を上げて*『とべ!ちいさいプロペラき』

『とべ!ちいさいプロペラき』

作:小風さち
絵:山本忠敬
出版社:福音館書店


新しくて、翼も胴体もぴかぴかの

赤い ちいさなプロペラ機は、格納庫の中で

初めて 空へ飛び立つ日を待っていました。


ある日、大きなジェット機がやってきて、

その堂々とした姿に目を見張ります。


でも、パイロットのおじさんに、

お前がテントウムシに見える と言われてしまい、

プロペラ機は自分が恥ずかしくなって

すっかり元気をなくしてしまうのでした・・・。


そんなプロペラ機の様子を見て

ジェット機はやさしく語りかけます。


「げんきをおだし、プロペラくん。

ひろいそらでは、ぼくらの おおきさのことなど

わすれてしまうよ。



次の日、ジェット機に続いて

滑走路へと向かったプロペラ機は、

勇気を出して、大空に向けて胸をはって

力いっぱい、勢いよく飛び立ちます。


『はしれきかんしゃ ちからあし』や、

『おじいちゃんのSLアルバム』の文章を書かれた

小風さち さんの言葉が、

胸にぐっと迫ってくる大好きな絵本。


プロペラ機が グゥーンと

高度を上げていく場面が印象的です。

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空はどこまでも広がっていて、

地上のものは、高い空から見渡せば

何もかもが小さくて…

普段、自分が気にしていることや

囚われていることなんて

少しも気にならなくなりますね。


・・・とは言っても、私は 飛行機恐怖症なので、

どんなに時間がかかろうと陸路 最優先!( ̄^ ̄)ゞ

極力、飛行機に乗ることは避けたいのですがーーー、


何年か前に飛行機に乗った時、

上空からの景色があまりに美しくて、

地平線や海岸線を眺めている間は

不安や怖さ、日常生活の悩みなど

全て 忘れていたように思います。


日々囚われていること、

日々過ごしている世界は、

大空から見れば、小さな点に過ぎなくて

まるで幻 のようなもの。


心、意識、視点を高く・・・

高度を上げると別の視点から物事を捉えられて

心が軽くなりますね♪


背が高いとか、低いとか、

大きいとか、小さいとか、

早いとか、遅いとか・・・


子育て中は自分のことだけでなく、

子どもの成長にも一喜一憂してしまうことがあります。


そんな時、体は小さくたって使命感にあふれ、

”自信”と”誇り”をもって生きていく

乗り物たちの絵本に、勇気をもらいます。


『しょうぼうじどうしゃじぷた』や、



『ちからもちのタグボート とーとー』は



特にお気に入りです(*^^*)


※「とーとー」は、「ちいさいプロペラき」と同じく、

小風さちさんと、山本忠敬さんの名コンビ作品!

エンジン音の表現も 軽やかで、

読んでいて楽しくなってきます♪


小さな乗り物に命を吹き込む、

絵本作家さんたちの愛溢れる

素晴らしい作品の数々。


車に、電車、飛行機や船など、

数え切れないほど

素敵な絵本がたくさんありますね♪






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[2016/09/23 18:36] | 4号車*乗り物 | トラックバック(0) | コメント(0) |
人と人をつなぐ絵本セラピー® *『絵本はこころの架け橋』


絵本はこころの架け橋』 瑞雲社
出版記念*絵本ソムリエ*岡田達信さんトーク&サイン会
~人と人をつなぐ 絵本セラピー®~


絵本ソムリエたっちゃんこと、岡田達信さんの

絵本のイベントに参加させていただきました。


これまでの 私の固定概念は、

「絵本は子どもたちに読んであげるもの」


大人になってから、自分自身が

”絵本を読んでもらう” 機会って、

なかなかありませんよね。


自分が誰か大人のために

”絵本を読んであげる”

という機会もありませんでした。


今回、「絵本セラピー®」によって

絵本の奥深さに改めて気付き、

人それぞれに受け取り方が違うという面白さも

体験させてもらいました(*^^*)




大人のための絵本セラピー
『絵本はこころの処方箋』
著者:絵本のソムリエ 岡田達信
出版社:瑞雲社



”絵本は心の鏡”


絵本は子どもと大人では

受け取るものが全く違うといいます。


大人でも、読んだ時期やそのときの心境、

自分が置かれている状況などによっても

心に響くところは全く変わってきます。


大人は、これまで自分が生きてきた中で得た 

知識や経験、自分の価値観から

行間を読みとるため、

鏡のように心・内面が映し出され、

まさに「その人らしい読み方」をするのだそうです。


同じ場面でも、ある人は大笑いしているのに、

もう一人の人は涙ぐんでいたり、

面白くて最高~♪と感じる人もいれば、

これは許せない!と怒る人もいたり・・・


読んでもらいながら、様々な感情が湧き起こってきます。

絵本から深いメッセージを受け取ることもあります。


自分が「あたりまえ」と思っている

価値観、感じ方、受け取り方は

「あたりまえではない」という気付き(^^)

違いを認め合うことができる楽しさ。


十人十色 ♪

みんな違ってみんないい、ですね!

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”絵本はこころの架け橋”



大人のための絵本セラピー②
『絵本はこころの架け橋』
著者:絵本のソムリエ 岡田達信
出版社:瑞雲社


イベントでは、グループワークもしました♪


何冊か絵本を読んでもらい、

その世界を共有し、

お互いが感じたことや考えを出し合っていくことで

違う価値観に触れ、

お互いの視野が広がっていきます。



初対面の人でも絵本の世界を共有すると

絵本が”心の架け橋”となって

人と人を温かくつなげてくれます。



子どもたちと読むのも楽しいけれど、

大人のための絵本もいいなぁと

また世界が広がりました。



いくつになっても、

絵本はみんなの心に寄り添ってくれる

大切な存在ですね(*^^*)




絵本セラピスト協会のホームページはこちら
http://www.ehon-therapy.jp/






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[2016/09/07 22:41] | *原画展&イベント&講演会 | トラックバック(0) | コメント(0) |
ひとつの人生*『はしれきかんしゃ ちからあし』
『はしれきかんしゃ ちからあし』



文:小風さち
絵:藍澤ミミ子
出版社:福音館書店



この絵本は大正から昭和にかけて活躍し、

激動の時代を生き抜いた

SL「ちからあし」号の人生ドラマが描かれています。


umekouji 9633
↑こちらは「ちからあし」と同じ9633号機 (京都鉄道博物館にて撮影)
大正時代に日本で初めて本格的に量産された「貨物用機関車」。
「キューロク」などと呼ばれ親しまれていたそうです。


「ちからあし」はとても力持ちの蒸気機関車。

重い貨物をひいて走るのが大好きです。

ともだちの「はやあし」号は、

客車をひいて走る 大切な仲間です。


夜、機関庫に戻ると、

仕事を終えた機関車たちは

今日一日の出来事を話します。


高い鉄橋を渡ったことや、

山に沈む夕日を見たこと、

海沿いの線路を走って

波しぶきがかかったことなど(^^)


ところが、戦争の足音が聞こえ始め、

「はやあし」は大勢の兵隊を乗せて運ぶようになり、

「ちからあし」も戦争に使う道具を

運ばなければならなくなります。


戦争は激しくなり、「はやあし」は爆弾をおとされ

命を落とします・・・。仲間を失って

失意の底にあった「ちからあし」は、戦後の復興のためにと

石炭、材木、食料などを 懸命に運びます。


そんな「ちからあし」の姿をみて

たくさんの人々が勇気づけられます。


しかし、産業の発展と共に新型の列車が次々に登場し、

蒸気機関車たちは、徐々に活躍の場を失っていくのでした。

都会を離れなければならなくなった

「はやあし」を待っていたのは・・・!?

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SLを間近に見ると、

その重厚感と、歴史が刻みこまれた

圧倒的な 存在感に魅了されます。


部品の一つ一つにも手がかけられていて、

煙突や車輪、車体も迫力があって

本当に素敵ですね!

落ち着いた風格のある 堂々とした雰囲気も大好きです。


そして何よりその車両ごとに

深い人生ドラマがあって、

知れば知るほどに愛着が湧きます。


この絵本、私は、涙がこらえきれず・・・

途中、声に出して読み進めることができませんでした。

最後のシーンは特に感動してこみあげるものがあります。

小さな子どもたちの心にも、

強く響くものがあると感じられます。


大切に手渡していきたいと思える絵本。

ぜひぜひ読んでみてくださいね。






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[2016/09/02 10:41] | 4号車*乗り物 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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プロフィール

結衣

Author:結衣
『絵本からあふれる愛』 をテーマに♪
てくてく心のおもむくままに、愛溢れる絵本と大好きな作家さんのこと、日々のワクワクを綴っていきたいと思います。

夢は、お母さんと子どもたちが笑顔になれる 温かな居場所、 絵本&ソーイングspaceをつくること♪
子どもたちの刺繍クラブをつくること♪

好きなことば・・・
『千里の道も一歩から』
『Think Globally,
Act Locally』

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