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絵本列車 ∞ てくてくちょうむすび
『BORKA ボルカ』*心温まる ガチョウの物語

『ボルカ』 はねなしガチョウのぼうけん


作:ジョン・バーニンガム
訳:きじま はじめ
出版社:ほるぷ出版


ポッテリとしたフォルムが愛らしい

ガチョウのボルカの物語(^^)


ポッテリピョン夫婦のもとに生まれた

6羽の可愛いガチョウの赤ちゃん。

でもなぜか1羽、ボルカにだけは

羽が はえていませんでした。


お母さんガチョウは そんなボルカのために

あたたかい羽を編んでくれます。

ボルカは嬉しくってぴょんぴょん飛び跳ねます♪


でも、その羽を見せると 他のひなたちに笑われてしまい

ボルカは一人、心を閉ざしてしまいます。


飛ぶことも 泳ぐことも 覚えられず、

泣いて過ごすボルカ。

やがて寒い季節が近づき、飛べないボルカを残して

ガチョウの群れは 暖かい場所へと飛び立っていってしまいます。


切ない気持ちで 物語は始まるのですが、

この後、ボルカには素敵な、素敵な出会いが待っています。


こころやさしい船長さんや犬のファウラー、

そして 船で向かった先の ロンドンの植物園で、

飛べないボルカを まるごと好きになってくれる

ガチョウのフェルディナンド♪(*^^*)



ジョン・バーニンガムさんの出発点であるこの作品。

(※『ボルカ』は1963年、彼が27歳の時にはじめて手がけた絵本で、
ケイト・グリーナウェイ賞を受賞しています。)


この絵本を読むと ホッと心がゆるんで、

思わず涙が 頬をつたってきて、

温かで穏やかな気持ちに包まれます。



ゆったりとした時間が流れる船の旅、

おおらかでやさしい船長さんや

幸せそうなボルカの表情にも癒される

愛溢れる素敵な絵本です♪



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梅雨入り前の 5月の爽やかな風~~(^^)

木々の枝が そよそよと揺れて、

緑も輝いてみえます。

いつも気持ちがクリアになる お気に入りの場所へ。


今月は 何もできない自分に落胆したり・・・

行きつ戻りつ、落ち込む日もありましたが (T T)


こんな時は、いつも以上に  家族や周りの人の

温かい支えと 優しさが 身に染みて、

感謝の気持ちがあふれてきます。



「梅雨」とは、「梅の実が熟す頃に降る雨」ということで、

この字があてられるようになったそうですね。

週末に向けて、梅の実たくさん♪子どもたちと梅支度(*^^*)

桃の香りに似た、よい香りが部屋いっぱいに広がります。



申年の梅は、とても縁起が良いそう!

まずは子どもたちの大好きな梅シロップから♪

数年前に漬けた梅干も、大成功だったので、

今年もチャレンジしてみよう!

美味しくできますように♪
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[2016/05/25 22:15] | 9号車*動物たち | トラックバック(0) | コメント(0) |
『あひるのジマイマのおはなし』&アヒルとガチョウの絵本♪
ちょっぴりドジでおっちょこちょいのアヒルのお話や、

”おばかさん”なんて呼ばれているガチョウの絵本♪

完璧じゃなくたって、ちょっと抜けてたっていいんだ〜と、

心が和んで、笑顔になれます(^^)

中でもお気に入りの絵本をいくつかご紹介したいと思います。



『あひるのジマイマのおはなし』
著者:ビアトリクス・ポター
訳:いしいももこ
出版社:福音館書店

ビアトリクス・ポターさんのシリーズ絵本24巻のうちの1冊♪



農場で暮らすあひるのジマイマは、

卵を上手くかえすことができないため、

いつも自分が産んだ卵を温めさせてもらえません・・・。

そこで、「こっそり別の場所で卵を産んで温めよう!」と考えます。


森へ出掛けたジマイマは、優しそうなキツネの紳士に出会い、

「卵を産む小屋も貸してあげるし、夕食にも招待してあげるよ」

なんて親切にされて、すっかり彼を信用してしまいます。


自分自身が、食べられそうになっていることにも気付かず・・・

自らアヒルの丸焼きの材料を持ってキツネのところへ向かいます。

ジマイマと卵の行く末はいったい・・・!?



ヒルトップ農場の動物たちが登場するこのお話。

ジマイマも 実際に飼われていたアヒルがモデルとなっていて、

そのアヒルも、いつも ジマイマのように 

卵を産む場所を探していたそうですよ(^^)

そして、卵をかえすのも下手だったので、

ニワトリに卵を抱かせていたこともあったんですって♪


こちらは別名、”ヒルトップ農場の詩”と呼ばれるほど、

農場の暮らしに深く根ざした内容となっていて、

お話に登場する美しい田園風景や建物は、

今も絵本が描かれた当時のままに保たれているそうです。


ビアトリクスさんが実際に飼っていた動物たちへの

深い愛情が感じられる作品です(^^)

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こちらのシリーズも大好き♪

パンプキン農場に暮らすガチョウの『ペチューニア』シリーズ。


関連記事:ユーモアたっぷり♪ 『がちょうのペチューニア』
関連記事: 愛とユーモア* 『ペチューニアのクリスマス』



『ペチューニアのたからもの』
著者:ロジャー・デュボアザン
訳:乾 侑美子
出版社:童話館出版



いつも何かと騒動を巻き起こすけれど、

農場のみんなに愛されているガチョウのペチューニア。


ある日 川の底に、大きな箱が沈んでいるのを見つけます。

「これはきっと、金貨のいっぱい詰まった

宝の箱に違いないわ!!」

と思い込んだペチューニアは、農場の仲間たちに

「私、お金持ちになったの」、なんて誇らしげにふるまいます。


その日から、農場は大混乱!!

ペチューニアに何を買ってもらうか揉め事になって、

大喧嘩が始まり、ペチューニアも心配事が増えて

夢にうなされ、寝不足になってしまいます・・・。


はてさて、箱の中身はいったい何だったのでしょうか~(^^)

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こちらは、ターシャ・テューダーさんの作品♪


『がちょうのアレキサンダー』
著者:ターシャ・テューダー
訳:ないとうりえこ
出版社:メディアファクトリー


とても良い香りのお花、ヘリオトロープ・パンジーに目がない

ガチョウのアレキサンダー。


奥さんが植えたばかりのヘリオトロープ・パンジーを

食べようとして、叱られてしまいます。


何をしていてもパンジーのことが頭からはなれない

アレキサンダーは、畑に忍び込んで、

レタスやキャベツを むしゃむしゃ、

そしてデザートにヘリオトロープ・パンジーを

食べようとしたところ・・・奥さんに見つかってしまいます!


このままでは羽をむしられて

ガチョウの丸焼きにされてしまう、と慌てふためいた

アレキサンダーの結末は・・・!?


こころやさしい奥さんと、懲りないアレキサンダーの姿に

思わずクスッと笑える絵本です(^^)

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日本の絵本ではこちらが大好き♪


『あひるのバーバちゃん』
作者:神沢利子
絵:山脇百合子
出版社:偕成者


ある日、街へ買い物に出かけたバーバちゃんは、

かごいっぱいに買い物をしすぎて

持ちきれなくなってしまいます。


ポケットのたくさんついた大きな水色の

リュックサックを買ってご機嫌なバーバちゃん♪


迷子になったひよこたちを おんぶしてあげて

お母さんを探しにいく途中、ひよこたちが

バーバちゃんの買ったものを食べてしまい・・・!?


とっても可愛らしくて幸せな気持ちに包まれる

素敵な絵本♪


アヒルやガチョウの絵本って

どうしてこんなにも心が和むのでしょうか(*^^*)

他にもご紹介したい絵本がありますが、

長くなってしまいそうですので、また追記にて♪


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[2016/05/20 21:36] | 9号車*動物たち | トラックバック(0) | コメント(0) |
ビアトリクス・ポター* 生誕150周年 ピーターラビット展
この夏、『ピーターラビットのおはなし』の作者である

ビアトリクス・ポターさんの生誕150周年を記念して

国内最大規模のピーターラビット展が開催されます!


ビアトリクス・ポター
『ベンジャミン バニーのおはなし』の挿絵のための水彩画
英国ナショナル・トラスト所蔵
©Frederick Warne & Co., 2016


公式ホームページはこちら

2016年8月9日~10月11日
Bunkamura ザ・ミュージアム
(東京都)

(※東京をスタートに、福岡、仙台、大阪、
広島、名古屋を巡回予定です。)


展覧会では、英国ナショナル・トラストが所蔵する

貴重な原画やスケッチ、愛用品など

日本初公開のものが200点以上出品されます。


『ピーターラビットのおはなし』の私家版

(最初に自費出版された 白黒の絵本)も

全原画44枚が日本で初めて、一挙公開されます!

pota- inkuga
ビアトリクス・ポター
私家版『ピーターラビットのおはなし』の表紙絵のためのインク画
英国ナショナル・トラスト所蔵


その他、美しい草花と、今にも動き出しそうな

可愛い動物たちが描かれた水彩画や

彼女が大切にしていた愛用品、ぬいぐるみ、

陶磁器なども展示されるそうです(^^)

************************************


ビアトリクス・ポターさんは、1866年ロンドン生まれ。

まだ封建的な空気の漂う ヴィクトリア時代。

産業革命により、社会構造も一変し、

イギリスは世界の工場と呼ばれ、繁栄を極めていた時代でした。


ポター家も 祖父の始めた染色事業が

時代の波に乗って、大きな成功をおさめていました。


彼女は裕福な家庭に生まれますが、

厳格な両親のもと、同年代の子どもたちと遊ぶことも

自由に外に出ることも許されず、

居場所は3階にあるこども部屋のみ・・・。


遊び相手は弟と、 飼っていた小動物たちだけでした。

身体が弱く、引っ込み思案だった彼女は

弟が寄宿舎に入ってからは

いつもひとりぼっちで絵を描いていたそうです。


しかし、その閉鎖的な環境の中で、観察力が培われ、

豊かな想像力と知性が育まれてゆきます。


夏には避暑地である美しい湖水地方に訪れていた一家。

ロンドンを離れ、豊かな自然の中で過ごす日々は

彼女にとって特別に楽しみなものでした。


後に生涯暮らすこととなるソーリー村や、

購入することとなるヒルトップ農場、

自然保護や手工芸保護の活動をしていた

ローンズリー牧師にも出会います。



この時代、まだまだ女性の地位は確立されておらず、

女性が外で働いて収入を得ることは難しく、

職業も限られていました。


彼女は、幼いころから動物や植物のスケッチを

楽しみとし、緻密で繊細なキノコの絵を描き

菌類研究家への道を目指していました。


そして自らの研究をまとめて論文を書き上げますが、

当時 女性は学会に出席することすら許されなかったため、

論文は認められず、彼女は落胆します・・・。


大きな挫折を経験した彼女は、

菌類研究 以外の道で自立することを模索します。


その後 36歳の時に 『ピーターラビットのおはなし』が

世に出ることとなり、次々と溢れ出すように

素晴らしい作品が生まれていきます。

peter-rabbit story


39歳の時、担当編集者であり、真の理解者であった

最愛の婚約者を突然の病で失った彼女は、

深い悲しみを癒すために湖水地方へ移住。

絶望感に覆われながらも、新しい本の製作に没頭します。


『ジェレミー・フィッシャーどんのおはなし』や、

『こねこのトムのおはなし』、

『あひるのジマイマのおはなし』などは、

悲しみを乗り越えるために描かれた作品だったんですね・・・。




女性が何かを成し遂げるには厳しかった時代に

自分の才能を活かし、表現する道を探しあて、

自立を求める生き方を貫き、

湖水地方の自然を守った偉大な女性。


彼女の生き方、人生をたどると、

人生に無駄な経験は一つも無く、

全ての出来事や出会いに意味があり、

かけがえのない「今」と

「これからの夢」や「使命」に繋がっていると感じます。


大きな挫折も、悲しみも、やるせなさも、

前に進む強い意思があれば

必ず実を結ぶもの。


展覧会では、彼女の人生に焦点をあてながら、

『ピーターラビットのおはなし』をはじめとする

絵本シリーズの世界が 紹介されるそうです。


開催が今から待ち遠しいです(^^)♪


物語が生まれた背景や挿絵が多数掲載されている、

こちらの本もおすすめです(^^)



『ピーターラビットとビアトリクス・ポターの世界』
著者:Camilla Hallinan
訳者:上野和子



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[2016/05/10 14:11] |   ビアトリクス・ポター | トラックバック(0) | コメント(6) |
絵本の原点*『ピーターラビットのおはなし』

出典:commons.wikimedia.org


レイチェル・カーソンさんが、幼い頃から

大好きだったというピーターラビットの物語。


ピーターラビットは世界で一番 有名なうさぎかもしれませんね♪

(あ・・・ミッフィーちゃんも有力候補かな!? ・× ・)


作者のビアトリクス・ポターさん(1866-1943)は

1893年、知人の幼い子どもが病気で寝ていることを知り、

彼を元気づけるために うさぎのピーターのお話を

手紙に描いて送りました。


当時、彼女がペットの中でも特に可愛がっていた

「ピーター・パイパー」 という名前の

うさぎがモデルとなったそうですよ^^


その後、何年にもわたって

その一家の子どもたちに送っていた
 
絵手紙をもとに1901年に自費出版され、

ピーターラビットの絵本が誕生します。


こちらは最初、白黒の絵本でしたが、

翌年1902年に 全編カラーの絵本の出版が叶い、

100年以上経った 今もなお

世界中の人々に愛され続けています。




絵本作家のターシャ・テューダーさんや、

ガブリエル・バンサンさんも、子どもの頃から

ピーターラビットの絵本が大好きだったそうですよ(*^^*)


美しい田園地方を舞台に、

うさぎやあひる、ねこやねずみ、りすやきつねなど

擬人化された動物たちがいきいきと描かれているこのシリーズは、

”絵本の原点”ともいえる作品なのではないでしょうか♪


『ピーターラビットのおはなし』
作・絵:ビアトリクス・ポター
訳:いしいももこ




私も、ものごころつく頃からず~っと親しんできた 大好きな作品。

姉の部屋には、ピーターラビットの

旧刻印のWEDGWOOD (ウェッジウッド)の陶器が飾られていて。


母がおみやげに買ってきてくれた

ピーターラビットや、あひるのジマイマのぬいぐるみ、

そして全く読めない洋書絵本の数々も(^^;)、

動物たちや背景の絵がとにかく素敵で、

心に刻まれていて、姉妹たちの共有の宝物でした。


Peter-rabbit 6


この絵本の成功でイングランドの「湖水地方」と呼ばれる

緑豊かな郊外へ拠点を移した彼女は、

農場での生活、田舎の暮らしを愛し、

様々な苦難を乗り越え、創作に励みました。


「豊かな自然や 大切な文化を残したい」

自分が亡くなった後は、 所有する15の農場を含む

4300エーカーの広大な土地を全て

自然保護団体であるナショナルトラストに寄贈することを遺言し、

美しい景観が守られました。


彼女がいなければ、開発と共に

豊かな自然も失われていたのではないかと言われています。


絵本に描かれた世界が

現在もそのままに残っているという「湖水地方」。

いつか訪れたいです(^^)



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[2016/05/04 16:32] |   ビアトリクス・ポター | トラックバック(0) | コメント(4) |
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プロフィール

結衣

Author:結衣
『絵本からあふれる愛』 をテーマに♪
てくてく心のおもむくままに、愛溢れる絵本と大好きな作家さんのこと、日々のワクワクを綴っていきたいと思います。

夢は、お母さんと子どもたちが笑顔になれる 温かな居場所、 絵本&ソーイングspaceをつくること♪
子どもたちの刺繍クラブをつくること♪

好きなことば・・・
『千里の道も一歩から』
『Think Globally,
Act Locally』

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