FC2ブログ
絵本列車 ∞ てくてくちょうむすび
 『センス・オブ・ワンダー』(追記)* かがくのとも『みずのたび』
レイチェル・カーソンさん(1907-1964)が

命を懸けて、私たちに遺してくれたメッセージ、

『センス・オブ・ワンダー』。

何度も読み返しています。


姪の息子であるロジャー君と 海や森で過ごした日々。

晴れの日も 雨の日も

一緒に 大自然の中を探検し、

生命の躍動を

好奇心に満ちたまなざしで見つめた姿が

 詩情豊かな言葉で 綴られています。


美しいものを 美しいと感じる感覚、

新しいものや 未知のものに触れたときの感激、

思いやり、憐れみ、賛嘆や愛情・・・


「知識」よりも「感じること」の方が大切であること、

子どもと一緒にワクワクしながら

分かち合う 「発見の喜び」


 私たちに思い出させてくれます。


たとえ 植物や生き物、宇宙の星々などの

学術的な名前を知らなくとも、

自然界は豊かな彩りにあふれていて、


子どもたちと一緒に空を見上げるだけで、

そこには夜明けや黄昏の美しさがあり、

流れる雲や、夜空にまたたく星が

心を潤してくれます。


著作者:Mikhail Kalugin


都会に住んでいたとしても、

風の音や鳥の声に耳をすませたり、

雨の日には、ひとしずくの水が

海から空、そして地上へと姿を変えていく 長い旅路に

思いをめぐらせることもできます。


この本を読んだ後に、一歩 家の外に出てみると、

普段は見すごしてしまいがちな光景が

たくさん目に入ってきます。


公園の片隅に 真珠みたいな雨のしずく(*^^*)


小さなお子さまに おすすめの

美しい写真絵本はこちら(^^)


月刊かがくのとも 『みずのたび』
作:今森光彦
出版社:福音館書店
(2012年8月1日発行) かがくのとも521号



森に雨が降り、雨の ひとしずくがあつまって川となり、

時には ゴーゴーと音をたて、

時には ぴんぴんと元気に跳ね、

さらさらと、ゆらゆらと水は流れていきます。


太陽の光をたっぷりと受けて、

魚たちが泳ぎ、子どもの笑い声が

きらめく水の上に響き、鳥の声がこだまし、

水はゆったりと大きな流れとなって進んでゆき、

やがておおきな湖へと繋がります。


姿かたちを変え、豊かな表情をみせてくれる水。

命を育む 水の神秘の旅が

今森光彦さんの美しい写真とともに

あたたかな言葉で綴られています。

 

**********************************

『センス・オブ・ワンダー』を翻訳された

上遠恵子(かみとおけいこ)さんのあとがきのお言葉も

強く心に残ります。


レイチェル・カーソンは、地球の素晴らしさは

生命の輝き
にあると信じていた。

地球はあらゆる生命が織りなすネットで覆われている。


その地球の美しさを感ずるのも、

探求するのも、守るのも、

そして破壊するのも人間なのである。」



著作者:NASA ESA


レイチェルさんの 説得力のある

メッセージをしっかりと受け止めつつ・・・

子どもたちに、自然や、生命の神秘を

どのように伝えたらよいか悩んだとき、

この本を繰り返し 手にしたいと思います。


改めて、多くの人に読んでいただきたいと感じる一冊です。




↑「私もこの本が大好き!」、または
「読んでみようかな」と思ってくださった方、
クリックしていただけると励みになります↑


スポンサーサイト
[2016/04/28 18:33] | 6号車*花・自然・野原 | トラックバック(0) | コメント(4) |
『センス・オブ・ワンダー』*レイチェル・カーソン
この度の震災により被災された方々ならびに

そのご家族の皆様に 心よりお見舞い申し上げます。

私にできる、精一杯の支援を続けてまいりたいと思います。

被災された方々の生活が一日も早く

平穏に復することを 心よりお祈りいたしております。



LIBERA リベラ 『DEEP PEACE』

(歌詞)
Deep peace of the running wave to you
Deep peace of the flowing air to you
Deep peace of the quiet earth to you
Deep peace of the shining stars to you
Deep peace of the gentle night to you
Moon and stars pour their healing light on you
Deep peace of the Christ the light of the world to you
Deep peace of the Christ to you


『沈黙の春』で環境問題に警鐘を鳴らした

レイチェル・カーソンさんが、

最後に遺された著書、

『センス・オブ・ワンダー』(1965年出版)。


著者:レイチェル・カーソン
翻訳:上遠恵子
出版社:新潮社


レイチェル・カーソンさんは癌を患いながらも

残された力のすべてを この本に注ぎましたが、

完成を前に息を引き取りました。

翌年、彼女の遺志を継いだ友人たちの手によって

出版が果たされました。


50年以上も前に出版された本ですが、

何時読んでも、今の私たちに必要なメッセージに

あふれていて、一言一言が 胸に響いてきます。


人は大人になるにつれて、

子どものように 澄み切った感性や、

美しいものに感動する心、

直観力を失っていくといいます。


誰もが生まれながらにして持っている、

神秘さや不思議さに目を見はる感性=

センス・オブ・ワンダー” を

いつまでも失わないでほしい

そんな願いをこめて著されたそうです。



(本書より)

「地球の美しさと神秘さを感じとれる人は、

科学者であろうとなかろうと、

人生に飽きて疲れたり、

孤独にさいなまれることはけっしてないでしょう。

たとえ生活のなかで苦しみや心配ごとにであったとしても、

かならずや、内面的な満足感と、

生きていることへの新たなよろこびへ

通ずる小道を見つけだすことができると信じます。」




自然と調和する生活をし、

これ以上 自然破壊をしないように、

地球環境を守っていくために

私たち大人こそが 豊かな感性を取り戻せるように・・・。






LIBERA リベラ 『Eternal Light』

(歌詞)
Thoughts of love surround you
Everywhere around you
May your heart discover
All the magic and the wonder.

Inside every moment
Deeper than the ocean
I just want to show you
All the beauty and the glory.

In this clear eternal light
This miracle of light
You will never lose your way
Because the eternal light will find you
and guide you.

Life is but a journey
Tides are always turning
Seasons come and go here
But you'll never be alone here.

In this clear eternal light
This miracle of light
You will never lose your way
Because the eternal light will find you
And guide you every day.

There are times of long and sleepless nights
But I will bring you peace and hope
shining like a rainbow.

(歌詞 和訳)

愛の想いがあたりにあふれ あなたを包み込む
心を開いて 魔法と不思議を みんな見つけてごらん
海よりも深いものが どの瞬間にもあるから
美しく輝かしいものを 全てあなたに見せてあげたいんだ

この澄んだ永遠の光 この奇跡の光の中で
あなたが迷うことはない
この永遠の光があなたを見つけて 
いつでも導いてくれる

人生は旅
流れはいつも変わっている
季節は移ろいゆくけれど 
一人ぼっちになることはない

ときには 長く眠れない夜もあるけれど
ぼくがやすらぎと希望をあげよう
虹のように導く希望を



↑共感してくださった方、
クリックしていただけると励みになります↑


[2016/04/18 22:18] | 6号車*花・自然・野原 | トラックバック(0) | コメント(0) |
春の色彩あふれる絵本*(追記)ヨゼフ・パレチェクさんの世界



アンデルセンの絵本『おやゆびひめ』の

挿絵を手掛けた、ヨゼフ・パレチェクさんは

1932年チェコスロヴァキア生まれ。

(現在はチェコ共和国とスロヴァキアに分かれています。)


とても穏やかな お人柄で、

争いごとは好まない やさしい方だそうです。


チェコの文化庁が選定する「最も美しい絵本賞」を

何度も受賞され、油彩の画家としても

チェコを代表する芸術家です。


1960年より画家、イラストレーターとして活動を始め、

1973年に最初の絵本を出版されました。

その後、世界20カ国以上でたくさんの絵本が出版されています。


『イグナツとちょうちょ』
著者:クラウス・ボーン
絵:ヨゼフ・パレチェク
翻訳:荒井良二


パレチェクさんは、1968年の「プラハの春」と呼ばれる

チェコスロバキアの民主化運動
(ソビエト連邦軍主導の軍事介入による占領)から、

1989年の「ビロード革命」(無血の民主化革命)までの、

21年間という 長くて辛い、悲惨な

激動の時代を乗り越えてこられました。

一時は国外に活動の場を移したこともあったそうです。


私たちが計り知れないほどの

緊張感やストレス・・・

命の脅かされる生活・・・

絶望的な状況が続く中で


こんなにも温かく、やさしい

夢のような絵本やアニメーションを生み出してこられたことは、

まさに奇跡だと思います。


パレチェクさんは ”色彩の魔術師”と称され、

彼の絵本は”世界一美しい絵本”ともいわれています。


何時間でも眺めていたくなる美しい場面の数々、

絵の隅々まで豊かな色彩と可愛らしいモチーフに溢れていて、

なんともいえない幸福感に包まれます。



共産主義独裁政権の下では、

創作や表現は厳しく規制されましたが、

唯一、絵本と子ども向けのアニメーションだけは

“健全な子どもの育成のため”と、規制が緩かったのだそうです。


「子どもたちに素晴らしいアニメーションを」、と

国内のシューズメーカーが 私財をなげうって

アニメーションのスタジオを作り、

チェコスロヴァキア中の多くの芸術家が集結したそうです。


一流の芸術家たちの情熱が注ぎ込まれた数々の作品は、

世界中で高い評価を受けました。


パレチェクさんは『ちびとらちゃん』や『けしのみたろう』、

『かばのティリーネック』などのアニメーションのデザイナーを担当し、

子どもたちのために愛溢れる作品を次々に制作されました。


DVD 監督・原著:ヨゼフ・パレチェク
販売元:日本コロムビア


絵本やアニメーションが生まれた時代背景を知った後に 

改めてパレチェクさんの作品をみると、

自由の尊さ、平和の尊さを

ひしひしと感じます・・・。


パレチェクさんのアトリエには、

美しい「島」の描かれた絵がいくつかあるそうです。 

この「島」を自分だけの理想郷とし、

自由に制作できなかった時代にそれを描くことにより 

耐え忍び、心の支えとしてこられたんですね。


現在も世界には、

当たり前の”自由”を手に入れられない人々が

たくさんいるということを、私たちも忘れないように・・・。


彼の絵本を手にした人の心から

愛と平和の世界が広がっていきますように。




チェコアニメ、チェコ絵本の作家については、
<チェコ・チェコランド>さんのホームページにて詳しく紹介されています。

http://a-a-agallery.org/artist/index.html


パレチェクさんの絵本やアニメーションのDVDはこちら(^^)
<チェコチェコショップ>

http://czech-czech.jp/SHOP/114495/list.html



↑興味をもってくださった方、
クリックしていただけると励みになります↑
[2016/04/11 22:41] | 7号車*愛と平和の祈り | トラックバック(0) | コメント(0) |
春の色彩あふれる絵本*『おやゆびひめ』
二十四節気 「清明」(せいめい)


春うららかに、山河草木(さんかそうもく)が

清く 明るく 輝く季節。

蝶が舞い、色とりどりの花が咲く喜びの季節。


桜も満開に♪♪♪

少し早くに咲いていた 桜の木からは、

ひらひらと花びらが舞ってきます♪

sakura saku


第十三候 「玄鳥至」(つばめきたる)


寒い冬、南の国へ渡っていたツバメたちが

この頃になると飛来してきます。

ツバメの訪れは 本格的な春の到来を

意味するそうですね(^^)


やさしいツバメの登場する、大好きな絵本、

『おやゆびひめ』

チェコの芸術家、ヨゼフ・パレチェクさんの挿絵は、

やわらかな春の色彩にあふれています。


『おやゆびひめ』
文:H.C.アンデルセン
絵:ヨゼフ・パレチェク
訳:石川史雅
出版社:プロジェクト アノ



関連記事:可憐な花の精*アンデルセンの世界



美しい花から生まれた おやゆびひめ。

スミレの青い花びらの しきぶとんに

バラの花びらの かけぶとんをかけて、

くるみの殻の ゆりかごで眠ります。


ある夜、おやゆびひめが眠っていると、

「息子の嫁にぴったりじゃないか」と

ヒキガエルにさらわれてしまい・・・!?



四季折々の草花は 可憐に 繊細に、

生き物たちは 愛らしく ユーモラスに 描かれていて、

どの場面も美しく、思わずうっとりと 時間を忘れるほどです。


翼を傷め、土の中で凍えていたツバメに

そっと寄り添う おやゆびひめの姿や、

大好きなおやゆびひめを思いやる ツバメのようす、

生き物たちのからだに描かれた 小さな可愛らしい模様にも、


すべてに愛がこもっていて、

心に春を届けてくれる絵本です♪♪


どんなに寂しく悲しい場面も、パレチェクさんの手にかかると

美しく、可愛く、あたたかな世界になり、

魔法にかかったようにその世界に引き込まれます(^^)


翻訳の言葉も優しさに溢れています。

文章はとても長くて、子どもたちに最後まで

読み聞かせするのは、なかなかハードなのですが・・・

アンデルセンの原作に忠実に書かれた作品なのではないでしょうか。


( 最後は 王子さまではなく、

ツバメと結婚してほしかったなぁと思ってしまうのは、

私だけでしょうか・・・。)


丁寧に塗り重ねられた色彩から

伝わってくる 愛と温もり。


おやゆびひめを背中にのせて

ツバメが 大空高く飛ぶ場面から

後半の数ページは、 比類なき美しさです。

是非ぜひ、たくさんの方に 手にしていただきたい絵本です。


 

↑「私もこの絵本が大好き!」、または
「読んでみようかな」と思ってくださった方、
クリックしていただけると励みになります↑



[2016/04/05 15:33] | 6号車*花・自然・野原 | トラックバック(0) | コメント(0) |
| ホーム |
プロフィール

結衣

Author:結衣
『絵本からあふれる愛』 をテーマに♪
てくてく心のおもむくままに、愛溢れる絵本と大好きな作家さんのこと、日々のワクワクを綴っていきたいと思います。

夢は、お母さんと子どもたちが笑顔になれる 温かな居場所、 絵本&ソーイングspaceをつくること♪
子どもたちの刺繍クラブをつくること♪

好きなことば・・・
『千里の道も一歩から』
『Think Globally,
Act Locally』

カテゴリ

カレンダー

03 | 2016/04 | 05
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

絵本棚

お気に入りページ

Welcome


最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

最新トラックバック

CURSOR SWITCH

お気に入り絵本シリーズ

RSSリンクの表示

検索フォーム

QRコード

QR