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絵本列車 ∞ てくてくちょうむすび
「くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ」2*ガブリエル・バンサンの世界
ガブリエル・バンサンさん(1928-2000)の絵本は、

淡い色の水彩画が印象的で、

柔らかな線描、デッサンの見事な表現力、

物語のテーマ・構成など、

世界各国で高い評価を受けているそうです。



『あめのひのピクニック』
著者:ガブリエル・バンサン
翻訳:もりひさし
出版社:BL出版




1928年9月9日、ベルギーのブリュッセル生まれ。

美術学校で絵画を学び、長期にわたりデッサンに専念し、

絵本を出版したのは、彼女が54歳のときでした。


彼女の絵を見た瞬間、大人も子どもたちも

その見事なデッサンから伝わってくる世界観に魅了され、

やわらかな美しい色彩の物語は

たちまち世界中に波紋のように拡がっていったそうです。


「くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ」が

アニメーション化されることによって、

それぞれの人たちの心の中にある

物語の世界観が崩れてしまうのでは、という

不安をおぼえた方も多かったそうです。


私は、この映画を通して初めてガブリエルさんのことを知ったので・・・

絵本や、その他のデッサン絵本がどんなものなのか

知りたくて、知りたくて、

「くまのアーネストおじさん」シリーズ20冊と

デッサン絵本など、全て読んでみたくなりました。


『かえってきたおにんぎょう』
著者:ガブリエル・バンサン
翻訳:もりひさし
出版社:BL出版


まずは絵本を10数冊!愛溢れる素晴らしい作品の数々・・・。

セレスティーヌのしぐさや表情、

アーネストおじさんの温もりまで伝わってきそうな

あたたかい雰囲気に魅了されました。


セレスティーヌを抱きあげたり、ほおずりしたり

寄り添い、優しく話を聞いてあげたりするアーネストおじさんが

本当のお父さんのようで(*^^*)


幸せな家庭のアルバム写真を見ているような、

なんだか懐かしい、やさしい気持ちになって

思わず笑みがこぼれます。


『ふたりでしゃしんを』
著者:ガブリエル・バンサン
翻訳:もりひさし
出版社:BL出版


ピーターラビットの作者、ビアトリクス・ポターさんに

影響を受けたという彼女は

この作品で、愛の深さ人に尽くす喜び

気取らない素朴な生活などを表現したかったそうです。


こんなに素晴らしい作品なのに、書店では見かけたことがなかったし、

図書館でもほとんど書庫に収蔵されてしまっていて・・・

本当に残念なことだと感じます。



アニメーション映画も、とても素敵な作品で、

何度も、何度も、繰り返し観たくなります。


「くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ」

(原題)「Ernest et Célestine 」

Ernest cinema
 


美しい景色に、思わず はっと息を呑んだり、

本気でハラハラする場面や、大笑いできる愉快な場面、

クスッと笑えるユーモア溢れる場面もたくさんあって、

子どもたちもこの作品を、とても気に入ってくれました(^^)


軽快なリズムの音楽も、

美しいピアノの旋律も、

ヴァイオリンの音色も、

場面ごとに心に響いてきて、

子どもたちも一緒に口ずさんでいます♪

大人も子どもも心から楽しめる作品!


絵本でも、映画でも、本当に素晴らしい作品には

年齢制限なんて必要ないんですね。


何度観ても胸がいっぱいになる大好きな場面もたくさん!

夢にうなされるセレスティーヌを

アーネストがやさしく励ましたり、


絵を描くことを否定され続けてきたセレスティーヌに

アトリエを作ってあげるところなどなど・・・

小さい頃の自分の記憶と重ねてみたり。


他にもまだまだ書ききれないくらい、

心の奥に響く場面がたくさんあります♪


愛あふれる素敵な作品に出会えたことに

心から感謝(*^^*)です。


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[2016/01/31 23:11] | 14号車*愛のこもったアニメーション | トラックバック(0) | コメント(0) |
「くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ」*愛溢れる素敵なアニメーション
この冬…とっても素敵な映画に出会ってしまいました!!!

心の琴線に触れる作品、

「くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ」

(原題)「Ernest et Célestine 」

Ernest cinema
 
監督:バンジャマン・レネール、ステファン・オビエ、ヴァンサン・パタール
脚本:ダニエル・ペナック
原作:ガブリエル・ヴァンサン
2012年/フランス/80分/カラー

第86回アカデミー賞 長編アニメーション部門ノミネート
カンヌ映画祭 監督週間 特別賞受賞
セザール賞 アニメーション賞受賞
ニューヨーク国際児童映画祭 グランプリ受賞
アニー賞 アニメーション映画賞、監督賞他、全6部門ノミネート

公式ホームページはこちら★
(予告編もご覧いただけます♪)

*************************************

ベルギーの絵本作家、ガブリエル・バンサンさんの原作をもとに

フランスで制作された長編アニメーション。

日本では 2012年にフランス映画祭でお披露目され、

2015年8月に、日本語吹き替え版が劇場公開されていました。

(もっと早くに知っていたかったぁ…!!!)


 2015年12月にDVDが発売され、 
フランス語版を 日本語字幕で観ることもできます♪

dvd ernest

販売元: GAGA ギャガ株式会社

*************************************

ひとりぼっちの小さなねずみの女の子、セレスティーヌと

くまのアーネストの物語。


地下の世界に暮らすねずみと、

地上に暮らすくまは、いつも敵対しています。


住む世界の違う二人がひょんなことから出会い、

街に大騒動を巻き起こし、

ねずみの警察からも、くまの警察からも

追われる身となってしまうのですが、

二人の間には、次第に温かい友情が芽生えていきます。


一緒に暮らすことの許されない二人が、

お互いを大事に思い合える存在になってゆく、

胸に深く染み入る物語。


物語の展開に、ハラハラドキドキ!

泣いて 笑って、

物語の後半には…号泣。


まるで絵本の世界が動き出したかのような水彩画のタッチ、

冬の空の色や、雪の夜、春の景色…

美しい背景と音楽にも魅了されます。

****************************************

孤児院に暮らすねずみのセレスティーヌは

絵を描くのが大好きで、

将来は画家になりたいと思っているのに・・・

偏屈な大人たちは、歯医者になるよう強要し、

くまの歯を集めてくるように!と命令します。


一方 くまのアーネストは

本当は音楽家になりたいと思っているのに・・・

家族や親戚からは裁判官になれと言われているのでした。

 

それぞれの世界で孤独を感じている二人が

お互いの才能を認め、励まし、

絵を描いたり、音楽を奏でたり、

芸術の喜びを分かち合って、

心から楽しんでいるシーンに 胸があつくなります。


冬から春へ…自然の描写も

素晴らしいアニメーション♪


セレスティーヌが描いた冬の景色に

アーネストが音楽をのせるシーンは、

美しく、詩的で、

思わず涙が溢れてきてしまいました…。


水彩の絵筆のラインが伸びやかに、弾むように、

まるで雪解けのように、明るい色が溢れていって、

・・・やがて春が訪れます。


心の奥に秘められた心情が揺り動かされて、

観るたびに胸がいっぱいになるこの作品。


友達のようでもあり、親子のようでもあり、

兄妹のようでもあり、恋人のようでもある(*^^*)

そんな二人の関係に強く惹かれます。


観終わった後は…

セレスティーヌとアーネストの

お互いを思いやる心、

ずっとずっと一緒に暮らしたいと思う気持ち、

友情と愛の深さに触れて、

温かく豊かな気持ちに包まれてゆきます。


ぜひぜひたくさんの方々に観ていただきたい作品です♪♪♪



**********************************


「くまのアーネストおじさん」のシリーズ絵本(20冊!)も、

ガブリエルさんの他の作品も、

全部、全部、読んでみたくなりました♪ 


こちらはシリーズの最終巻↓

『セレスティーヌのおいたち』
著者:ガブリエル・バンサン
翻訳:もりひさし
出版社:BL出版

kuma Ernest

素敵な作品に出会えて、感激です!

どんなに寒い日も、どんなに辛いことがあっても

乗り越えられそう(^^)

私にとって、一生の宝ものになりそうな素晴らしい作品です。



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[2016/01/20 00:11] | 14号車*愛のこもったアニメーション | トラックバック(0) | コメント(0) |
こんぺいとう * 京都 「緑寿庵清水」
二十四節気 小寒(しょうかん)


小寒から大寒にかけて

一年で一番寒さの厳しい時期になりましたね。

この冬は暖冬と言われていたので、

少し油断していました…。寒さはこれからが本番!

来週には初雪の予報*子どもたちは大喜びです。


寒い日は、星がとても綺麗に見えますね。

シリウスも、ひときわ明るく輝いています☆


子どもたちと、星に見立てたこんぺいとうを、

冬の星座のオリオン座や、

北斗七星のカタチに並べてみたり

konpeito hoshi


天の川をつくってみたり。


konpeito amanogawa

夏の七夕のイメージが強い 天の川ですが、

冬空でも淡くほんのりと観測できます(^^)


冬の大三角形=おおいぬ座の「シリウス」、
こいぬ座の「プロキオン」、オリオン座の「ベテルギウス」
の中を流れています♪)




ところで皆さんは、こんぺいとう一粒の「角(ツノ)・いが」の数、

いったい いくつあるのか、数えたことがありますか?


数えているうちに、

どこからどこまで数えたか分からなくなって・・・

迷宮入り、なんてことも(*_*)!?


こんぺいとうは、核となる0.5ミリほどの小さな粒に

糖蜜を少しずつかけながら、

根気良く鍋を回し続けていくうちに

「角」が成長していって、

2週間ほどかけてようやく完成します。


ちょっと難しい話になりますが・・・

こんぺいとうは、粒子がランダムに核にぶつかる

ブラウン運動によってできる結晶体で、

*雪の結晶*と同じメカニズムを持つのだそうです。


でも、なぜ自然に「角」が生まれるのかは

未だに解明されておらず、神秘そのものなんだとか。


ちなみに、この「角」の数、

平均すると、約30個になるそうですよ〜(^ω^)

皆さんも、こんぺいとうを食べるときは、

ぜひ、いくつか数えてみてくださいね♪


*************************************

京都にある日本でただ一軒の金平糖専門店 、

緑寿庵清水(りょくじゅあんしみず)」

創業 弘化4年(1847年)

http://www.konpeito.co.jp/


熟練の職人さんたちが 伝統製法を守りながら、

新しい味を 次々に生み出しておられます。


一般的に金平糖は

”砂糖以外の素材を加えると、結晶しない”

と考えられていましたが、その常識をくつがえし、

今では50種類を超える風味が揃っています!


金平糖は、その日の気温や天候によって

蜜の濃度、釜の角度や温度を決め、

釜で転がる音を聞いて その状態を見極め、

五感をはたらかせて 技を身につけていくもので、

決まった製法というものは無いのだそうです。


砂糖だけの金平糖が作れるようになるのにも

コテ入れに10年、蜜掛けに10年・・・

約20年かかると言われています。


さらに果物やお酒などの素材をいれたものを

作り出すのは大変難しいことで、

新しい風味の製作には2年以上もかかるそうです。


同じ素材でも、酸味が多い時や少ない時があり、

同じ果物でも毎年の出来具合が違います。

天候や気温なども常に変化するため、

同じやり方で作ることはできません。


職人さん曰く、

一度完成した金平糖は、一生に一度しか

作ることが出来ない、

「緑寿庵清水にしか出来ない金平糖」!


金平糖の世界って奥深い!!




このお店には、季節限定の 金平糖もあって魅力的です♪

春には「桜の金平糖」というのがあって、

お花見のシーズンが待ち遠しいです♪


他にも、天然水サイダーや、日本酒、ブランデー、ワイン、

チョコレートやキャラメル味なんていう

珍しいものもたくさんあって(^^)

こんなに洒落た金平糖専用のケースもあるんですよ~♪

konpeito case


今回は和菓子好きの娘と、

どれにしようか、と

悩みに悩んで・・・レモン味に。


konpeito remon


暑い時期には、室温が50~60度にもなるという過酷な環境で、

職人さんたちが 片時もその場を離れずに

2週間以上もかけて作られる、緑寿庵清水の金平糖。


一粒一粒、大切に味わいながら・・・。

ほんのり檸檬の香るやさしい風味に

心も満たされました。


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[2016/01/13 23:45] | *食堂車 | トラックバック(0) | コメント(0) |
『やまこえのこえかわこえて』*きつねのきっこのお稲荷さん♪
***明けましておめでとうございます***

2016年、新たな一年の幕開けですね(*^^*)

今年も皆さまにとって

明るく希望溢れる一年となりますように。



新年は、気持ちも新たに!上を向いて、

心も自由に羽ばたかせて♪

思い悩むより、動く年に!

不安に使うエネルギーを、前進する力に切り替えて、

いつもワクワクする夢を思い描いて、

笑顔で 歩んでいきたいと思います(^^)





*初詣* 京都 伏見稲荷大社へ。

朱塗りの千本鳥居をくぐり、心も一新!



参道のお土産物屋さんの、

きつねのおせんべいが懐かしい〜。

小さい頃、よく買ってもらっていたなぁ(*^^*)

美味しそうな ”お稲荷さん(いなり寿司)” も売られていて、

きつねのきっこちゃんの絵本を思い出しました。



『やまこえのこえかわこえて』
作:こいでやすこ
出版社:福音館書店


おつきさまの輝く夜に

きつねのきっこは、ふもとの町のお豆腐やさんまで

油揚げを買いに出かけます。

「こわくない、こわくない」・・・とおまじないを唱えて

山をこえ、野をこえ、川をこえて。


油揚げを手にした帰り道、

何者かに 油揚げを狙われてしまいますが、

おつきさまや仲間たちが守ってくれて、ひと安心(^^)


明日は いなりやまの秋祭り!

みんながきっこの いなりずしを楽しみにしています。

大急ぎで準備にとりかかりますが、

夜明けまでに間に合うでしょうか?

そして、油揚げを狙っていたのは

いったい誰だったのでしょうか・・・?




小出保子(こいでやすこ)さんの

きつねのきっこちゃんシリーズは、

いつもハラハラドキドキの展開!




寒い冬の日には、『おおさむこさむ』





暖かい春の日には、『おなべおなべにえたかな』



桜のシーズンには、『おべんともっておはなみに』





色々なハプニングも、きっこちゃんの機転と知恵と勇気と、

仲間たちのちからで 解決されて♪

細かいところにも 楽しい発見がたくさんあって、

心地よいリズムの文章に、読んでいる自分も楽しくなる、

とってもおすすめの絵本です(^^)



↑「私もこの絵本が大好き!」、または
「読んでみようかな」と思ってくださった方、
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isejingu ema


いつもゆっくりペースでのブログ更新ですが、

ご覧いただいて、本当に嬉しく思います(*^^*)


楽しいときも、辛い時も、

私を支えてくれる絵本の愛溢れる世界。

絵本が大好きな方々と、絵本の世界の楽しみを

共有できることが何より幸せです♪



心を込めて、日々綴っていきたいと思います。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

[2016/01/05 22:27] | 9号車*動物たち | トラックバック(0) | コメント(4) |
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プロフィール

結衣

Author:結衣
『絵本からあふれる愛』 をテーマに♪
てくてく心のおもむくままに、愛溢れる絵本と大好きな作家さんのこと、日々のワクワクを綴っていきたいと思います。

夢は、お母さんと子どもたちが笑顔になれる 温かな居場所、 絵本&ソーイングspaceをつくること♪
子どもたちの刺繍クラブをつくること♪

好きなことば・・・
『千里の道も一歩から』
『Think Globally,
Act Locally』

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