FC2ブログ
絵本列車 ∞ てくてくちょうむすび
Roi Ram Ram * ラムラム王
『ラムラム王』

~生誕120年・武井武雄の世界展~



子供のための イラストレーションを、

” 芸術 ” の域へと高めた、武井武雄さん。


色彩の美しさ、斬新な構図、多様な技法・・・

人生を捧げた「童画」への熱いエネルギー!!


原画展は、あまりのすごさ、

創造のエネルギー に圧倒され、

言葉にできないほど、感動しました・・・。


子供たちへの温かいまなざし、

魂のこもった、愛情あふれるデザインに包まれる、

この上なく豊かなひととき(*^^*)



武井さんご自身、

とても愛着があったといわれる作品が、

『ラムラム王』。

ラムラム王ラムラム王
(1997/12)
武井 武雄

商品詳細を見る

こちらは、絵本ではなく、活字の多い長篇童話なのですが、

武井さんのユーモアに彩られた物語で、

ペン画のタッチの挿絵も、とても素敵!

1~8章の、数字のデザインにも思わず見いってしまいます。 
  
ramram 6


武井さんがサインとして記していた[RRR]のマーク。

これは、ラムラム王[Roi Ram Ram]

頭文字をとったもので、

挿絵の中から”R”のアルファベットを探すのも

楽しみのひとつ♪

 
(ラムラム王表紙より)


ご存知の方も多いと思いますが、

武井さんは、実は、ラムラム王の生まれ変わりなんです(^^)


ラムラム王の本名は、

「フンヌエスト・ガーマネスト・エコエコ・ズンダラー・ラムラム王」!(笑)


色々なものに変身できる術をもつラムラム王は、

不思議な世界を、巡りめぐって・・・


「1894年六月二十五日、

日本国の山の中の

小さな湖のほとりに生まれ変わるまで

私のゆくえを探してはくれるな」

と遺書をのこして姿を消します。


空想世界をつむいでゆく、不思議であたたかなストーリー。



ラムラム王の1926年版の原画は、

戦時中の空襲により焼失・・・。


武井さんの強い思いから、

1964年に刊本作品として

再び製作されました。


武井さんは、郷土玩具のコレクター・研究家でもあり、

当時は、1万点以上も収集されていたそうですが、

これらも全て、戦火によって失われました・・・。


戦後の再出発。

「自分の心の中にある大切なものは、

誰もとることも焼くこともできない」
と、

以来、収集はされなかったそうです。

そして、大人も心惹かれるような、

愛らしい玩具を 次から次へと創作されました。

武井武雄 幼児標準カルタ武井武雄 幼児標準カルタ
(復刻版)
奥野かるた店

商品詳細を見る


《 地上には 美と愛の 尽きることなく 》


母校の小学校へ

”子ども達に希望をもって生きてほしい”と

贈られた石碑のことば。



愛と幸福に満ちた、武井武雄さんの世界。

いつまでも大切に伝えていきたいと思いました。



 
↑「私もこの本が大好き!」または、
「読んでみようかな^^」と思ってくださった方、
クリックしていただけると励みになります↑


 

スポンサーサイト
[2014/08/18 10:45] |   武井武雄 | トラックバック(0) | コメント(2) |
ペンネンネネム
大阪市・中津の、絵本cafe*ペンネンネネム (green店)


かつては、京都の 細長~い路地の奥に たたずむ

ノスタルジックな町家カフェだったそうです。

現在は、細長~い階段を上った

レトロなビルの3階にある、素敵な 絵本空間♪


それはもう、絵本好きにはたまらない、

乙女(!?)心をくすぐられる 、

ワクワクしっぱなしの空間♪


はらぺこあおむしや、フレデリック、

チェブラーシカや、クルテク、バムとケロ、

ラチとらいおん、ぐるんぱ・・・などなど 、  

pennen 1 

壁一面にディスプレイされた、

お気に入りの絵本のキャラクターたちを

探すだけでもウキウキ♪  
 
pennenn 1

ペンネンネネムには、1筋北の通りに

2号店HARRYがありましたが、 こちらは

2015年に、 「ホテル ペンネンネネム ~絵本店に泊まる~

として生まれ変わるとのこと♪


宿泊できるのは、一日一組限定~だそうで、

今からとっても楽しみです!


こちらのgreen店、絵本にちなんだメニューも素敵♪

「はらぺこモーニングプレート」に、

「スイミー・イン・クリームソーダ」、

「ぐりぐらホットケーキ」

などなど(*^^*)



今回、幸運にも 案内していただいた席は、 憧れの

”ジョージの書斎”! 

pennen 5

・・・この席は、 いつの日からか、

”誰が言ったか 幸運のジョージ席”と

呼ばれるようになったそう(*^^*)


テーブルにそっと置かれていた絵本は、

『ひとまねこざる』の作家さん関連の絵本♪


中でも印象に残ったのが、

『戦争をくぐりぬけたおさるのジョージ』

ルイーズ・ボーデン文/アラン・ドラモンド絵/福本友美子訳 

 

pennen 7

1940年6月、H.A.レイさんは、妻のマーガレットさんと共に、

ドイツ軍が侵攻してくる、わずか2日前に

自分で組み立てた自転車に乗って、

パリの街を脱出します。


わずかな荷物とともに 守られた 原画が

絵本になるのは、4ヶ月もかけて、

やっとの思いでたどり着いた アメリカでのこと。


絵本誕生のエピソードや、

2人の苦難の旅をたどった、

絵本仕立ての伝記です。 

http://www.iwanami.co.jp/hensyu/jidou/j0607/110887.html
↑↑↑ 岩波書店のホームページ。訳者の福本友美子さんの
メッセージ
に、心打たれます。ぜひこちらからご覧ください。




今、私たちが手にすることのできる、数々の名作は、

幾多の激動の時代をくぐりぬけ、

奇跡的に 今ここに存在していて、

夢と 希望と 幸福を 

どんなときも 私たちに届けてくれています。


戦争で、愛するわが子や家族、友人を失うことを

心から望む人なんて

この世に存在するのでしょうか・・・。


空から爆弾を降らせるのではなく、

どうか、絵本のような、愛あふれるものを

世界中の子どもたちに届けて!


そんな祈りを込めて。


子どもたちは、未来の希望と可能性の塊。

子どもたちの瞳がいつも輝いていられますように。


 
↑興味をもってくださった方、
クリックしていただけると励みになります↑



戦争をくぐりぬけたおさるのジョージ―作者レイ夫妻の長い旅 (大型絵本)戦争をくぐりぬけたおさるのジョージ―作者レイ夫妻の長い旅 (大型絵本)
(2006/07/14)
ルイーズ ボーデン

商品詳細を見る



[2014/08/14 05:22] | *絵本shop&cafe | トラックバック(0) | コメント(2) |
ボンジュール!フランスの絵本たち*
ボンジュール!フランスの絵本たち展

2014年7月12日~9月7日

(埼玉県) うらわ美術館


 
↑ベアトリス・アッピア『ひなぎくのおはなし』1934年



世界中で愛されている、

フランスの美しい絵本の数々・・・。


1930年代、教育者のポール・フォシェさんは、

絵本こそ、教育に最適なものと考え、

「ペール・カストール・アルバム」
 (カストール文庫/画帖)
を創刊しました。


本を読めるようになる 年頃というのは、

豊かな感受性を持ち、

将来の精神的発達の基礎が築かれる

大切な時期 と考え、


当時、パリに集っていた、

ロシアや 東欧出身の美術家とともに、

美しい絵本を、次々に 出版。


フォシェさんが手掛けた絵本の数は、

1931年から、亡くなるまでの30年余りで、

なんと、330冊以上!


子どもたちに 質の良い絵本を たくさん届けるためにと、

ソフトカバーで、気軽に手に入れられる価格のカストール文庫は、

福音館書店の「こどものとも」のモデルにもなったのだそうです♪



フォシェさんは、子どもにとって大切なものは、

「自発的に 何かを作る 手作業への熱意」、

「大自然の不思議 に心を打たれる 感受性」、

「地球上の 様々な人々への 興味」

の3点だと考えておられたそうです。


自ら「ビーバーおじさん」(ペール・カストール)と名乗り、

子どもたちにやさしく語りかける、

ユーモア溢れる、あたたかいお人柄♪
 
東京都立図書館デジタルライブラリーに詳細が紹介されています)


展覧会では、

ナタリー・パランさんの原画や、

natari paran 2 
↑ 『こんにちは こんばんは』1934年 ↑ 『まほうつかいバーバ・ヤガー』1932年


フェオドル・ロジャンコフスキーさんの作品、

↑ 『くまのブリュー(ブウル)』 1936年



そして、ジャン・ド・ブリュノフさんの

『ぞうのババール』の初版(1931年)などなど♪

ぞうのババール―こどものころのおはなし (評論社の児童図書館・絵本の部屋―ぞうのババール 1)ぞうのババール―こどものころのおはなし (評論社の児童図書館・絵本の部屋―ぞうのババール 1)
(1974/10/20)
ジャン・ド・ブリュノフ

商品詳細を見る



貴重なものが約350点も紹介されるそうです。


今日で言う、” 絵本 ”というものが、まさに誕生する、

「発展期」の絵本と、「遊ぶ」絵本の

原画、デッサン、冊子など、

フランスの絵本の魅力を

たっぷりと味わえる展覧会・・・


行きたい!!!・・・けれど

遠くていけない(; ;)・・・(本当に切ないーっ!)

巡回展があることを、心から祈っています♪

お近くにお住まいの方、是非

ご覧になってくださいね。




 
↑興味をもってくださった方、
クリックしていただけると励みになります↑

テーマ:絵本 - ジャンル:本・雑誌

[2014/08/05 00:22] |   その他 海外の作家・作品 | トラックバック(0) | コメント(6) |
ユーモアとエスプリ♪可愛いへびのお話『へびのクリクター』
『へびのクリクター』

へびのクリクターへびのクリクター
(1974/03)
トミー・ウンゲラー

商品詳細を見る


とても愉快で、一日中でも眺めていられる、

楽しい絵本。

可愛いへびのクリクターと、

ボド婦人の素敵な物語です。


ある日、ブラジルにいる息子から ボド婦人のもとに、

お誕生日のお祝いにと

ドーナツの形をした まん丸い箱が届きます。

箱の中身は、なんと!生きたへび ーーーっ!!


でもこのへび、とっても愛らしくて

ボドさんは、細長〜いセーターを編んであげたり、

細長~いベッドを 用意してあげたり、

まるで我が子のように愛情を注ぎ、

楽しく 幸せに暮らします。


ところがある日、泥棒が

お屋敷に 押し入ってきて・・・!!?



軽快なリズムとドキドキワクワクする展開、

始まりから終わりまで、存分に楽しめる物語♪


そこかしこに散りばめられた、

ユーモアのセンスがたまりません(^^)


ハラハラドキドキ、顔が真っ青になったり、

思わず笑ってしまったり、 心がホッと和んだり。


何度読んでも、幸せな気持ちになれる、

子どもたちも私も、手放せない♪大好きな絵本です。





 
↑「私もこの絵本が大好き!」または、
「読んでみようかな^^」と思ってくださった方、
クリックしていただけると励みになります↑


テーマ:絵本 - ジャンル:本・雑誌

[2014/08/03 15:49] | 10号車*ユーモア | トラックバック(0) | コメント(0) |
さなぎから蝶へ*『はらぺこあおむし』
『はらぺこあおむし』

はらぺこあおむしはらぺこあおむし
(1989/02)
エリック=カール

商品詳細を見る

レオ・レオニさんを、

”最も偉大な恩師” として

尊敬していたという、エリック・カールさん。

彼もまた優れたグラフィック・デザイナーであり、

絵本作家として、

たくさんの作品を出版されています。


現在も、創作活動を続けている

エリック・カールさんは、 今年で85歳!

23歳のころに、ニューヨークの

レオ・レオニさんのオフィスを訪ねた際に、

その才能を見出されました。


おなかがぺこぺこの、ちいさなあおむしが、

食べものに穴を開けながら進んでいく、楽しい絵本♪



まだ文字の読めない子どもたちは、

好奇心も旺盛で、

絵本を触るのも、(かじるのも^^;)大好き!

我が家では、ハードに使っても長年耐えられるよう、

ボードブックを選びました(笑)


はらぺこあおむし (偕成社・ボードブック)はらぺこあおむし (偕成社・ボードブック)
(1997/10)
エリック カール

商品詳細を見る


一番すきなのは、やっぱり

さなぎから美しい蝶になる、最後の場面(*^^*)


感性豊かな子どもたちは、

絵本をぱたぱたさせて、

蝶々がはばたくように遊んだりするそうですよ♪

皆に愛されている、素敵な名作絵本!


エリック・カールさんは、

”自分の中にずっと存在している こどもの部分”

に向けて、絵本を描いておられるそうです。



アメリカのマサチューセッツ州にある、

エリック・カール絵本美術館
* The Eric Carle Museum of Picture Book Art*


五感と 創造性が刺激される、

豊かな自然の中にあり、

エリック・カールさんの世界観を 表現した空間なのだそうです。


ホームページの、トップページには、

レオ・レオニさんのねずみたちも登場していて♪

パソコンのマウスを動かすと…

お目めがキョロキョロ動きます。


エリック・カールさんが

日本の絵本美術館に 刺激を受けて開いたという、

アメリカで 初の 絵本専門の美術館!

いつか訪れてみたいです。

こちらのページから、美術館のバーチャルツアーへどうぞ♪

http://www.carlemuseum.org/virtual-tour







えを かく かく かくえを かく かく かく
(2014/02/05)
エリック・カール

商品詳細を見る


偕成社のエリック・カール*スペシャルページ♪

http://www.kaiseisha.co.jp/special/ericcarle/index.html


『えを かく かく かく』
エリック・カール=作/アーサー・ビナード=訳

の、プロモーション映像が、

すごく素敵な内容で、感動…。何度も何度もみました。


「まちがった色なんてない、自由に描いていい、

常識にとらわれなくてもいい。

心の目を開いて。


子どもたちは絵を描くことが大好き。

それを導くために、小さい頃から、

絵本や、美術館、画集などで、

芸術に触れることが必要。」 


そして、戦争で36歳の若さでなくなった、

ドイツの画家、フランツ・マルクさんへの思い。



彼は「動物を愛し、動物とひとつになろうとした画家」

と言われています。



世界中の子どもたち、そして大人たちに愛を届ける、

エリック・カールさんの素敵なメッセージ、

しっかり心に留めて過ごしていきたいと思います。


 
↑「私もこの絵本が大好き!」または、
「読んでみようかな^^」と思ってくださった方、
クリックしていただけると励みになります↑





Casa BRUTUS (カーサ・ブルータス) 2013年 12月号 [雑誌]Casa BRUTUS (カーサ・ブルータス) 2013年 12月号 [雑誌]
(2013/11/09)
不明

商品詳細を見る





[2014/08/02 15:47] | 15号車*しかけ絵本 | トラックバック(0) | コメント(0) |
| ホーム |
プロフィール

結衣

Author:結衣
『絵本からあふれる愛』 をテーマに♪
てくてく心のおもむくままに、愛溢れる絵本と大好きな作家さんのこと、日々のワクワクを綴っていきたいと思います。

夢は、お母さんと子どもたちが笑顔になれる 温かな居場所、 絵本&ソーイングspaceをつくること♪
子どもたちの刺繍クラブをつくること♪

好きなことば・・・
『千里の道も一歩から』
『Think Globally,
Act Locally』

カテゴリ

カレンダー

07 | 2014/08 | 09
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

絵本棚

お気に入りページ

Welcome


最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

最新トラックバック

CURSOR SWITCH

お気に入り絵本シリーズ

RSSリンクの表示

検索フォーム

QRコード

QR